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南北双方が「劇的に妥結」衝突回避 北朝鮮「準戦時状態」解除へ 

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南北双方が「劇的に妥結」衝突回避 北朝鮮「準戦時状態」解除へ 

 韓国と北朝鮮の高官会談は25日午前0時55分に終了し、共同報道文が発表された。非武装地帯の韓国側で地雷が爆発し、韓国軍下士官2人が負傷した事件をめぐり、北朝鮮側は「遺憾」を表明。韓国側も報復措置として実施していた宣伝放送を25日正午に中止する。北朝鮮側は「準戦時状態」を解除する。緊張が高まっていたが、衝突は回避される見通しになった。


■緊張緩和へ南北合意、北朝鮮「準戦時状態」を解除 韓国は放送中止 

北朝鮮と韓国の高官会談が25日未明、緊張緩和に向け合意に達した。双方が共同声明で明らかにした。北朝鮮が、韓国兵らが地雷事故で負傷した件をめぐって遺憾の意を表明、韓国は政治宣伝放送の中止に同意した。

北朝鮮は「準戦時状態」を解除することにも合意した。双方は関係改善に関わる広範な問題を協議する場を設けるという。

韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長は、テレビ放映された記者会見で「今回の会談で北朝鮮が地雷による挑発行為をわび、再発防止や緊張緩和に取り組むと約束したことは非常に意義深い」と述べた。

ただ、北朝鮮はこれまで地雷敷設を否定、今回の声明でも明確な形で責任を取らなかった。

今回の合意を米国や国連は歓迎した。米国務省のカービー報道官は記者会見で「北側の姿勢を行動で判断する。合意を歓迎しており、朝鮮半島の緊張緩和につながることを望む」と表明。「非常に緊迫した数日間だった」とも振り返った。

■南北の緊張「収拾した」 謝罪受けたと韓国

 韓国大統領府の金寛鎮国家安保室長は25日未明(日本時間同)、北朝鮮との南北高官会談により軍事的な緊張は「収拾した」と表明した。また北朝鮮から軍事挑発に関して「謝罪と再発防止の約束を得た」と述べ、成果を強調した。

 金氏は韓国側首席代表を務めた。会談終了後、ソウルの大統領府で行った記者会見で述べた。

 韓国の朴槿恵政権と北朝鮮の金正恩第1書記の体制発足後、双方が関係改善の努力をうたう合意は初。衝突の危機は当面回避された。

韓国と北朝鮮は25日未明、22日から断続的に開いてきた高官会談を終了し、6項目の合意文を発表した。地雷爆発で韓国軍兵士が重傷を負った事件に北朝鮮が遺憾を表明。韓国は拡声器を使った宣伝放送を25日正午に中断する。北朝鮮の「準戦時状態」解除も盛り込み、高まっていた緊張状態は緩和に向かう見通しだ。

■ 韓国大統領府によると南北軍事境界線にある板門店で開いた会談は25日午前0時55分に終わった。

 韓国側代表として出席した金寛鎮(キム・グァンジン)大統領府国家安保室長は会談終了後、大統領府に戻ってすぐに記者会見を開いた。「双方の合意事項を誠実に履行し、対話と協力を通じて信頼を高めることで新たな南北関係を作る契機になることを期待する」と話した。

 北朝鮮は4日に発生した地雷爆発への関与を否定していたが最終的には遺憾を表明。再発防止への努力も約束したと金室長は説明した。

合意文によると南北はこのほか、関係改善に向けてソウルか平壌で近く当局者会談を開いて対話を続けるほか、朝鮮戦争などで離ればなれになった離散家族の再会に向けた実務者接触も開く。多様な分野での民間交流活性化にも取り組む。

 会談に北朝鮮からは金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の最側近である黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長らが出席した。北朝鮮側も朝鮮中央通信が板門店発で6項目の合意文を報道した。

 地雷爆発をきっかけに韓国が始めた宣伝放送に北朝鮮は強く反発し、20日には砲撃を実施。韓国も応射した。22日に高官会談が始まった後も北朝鮮が前線での攻撃準備とみられる動きを強化、韓国側も「最高水準の警戒態勢」をとり、緊張が高まっていた。